そろそろ今年も終わりですね。
既に年末年始のお休みに入り、ホッと一息ついている社会人の方もいるでしょう。
そんな少し時間がある年末の今だからこそ、今年1年を振り返ってみませんか?
そうすることで、来年やるべきことも見えてきます。
その為に、今回はどのように1年を振り返れば効果的に来年に繋げることができるか、その具体的な方法を説明します。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
今年の出来事を思い出す方法
振り返る為には、今年一年、自分に何があったか思い出さなくてはいけません。
しかし、人間の記憶はあてになりません。
忘れていることも多いはずです。
そこで、おおススメなのが、下記のような記録ツールや連絡ツールを見直すことです。
- LINE、メール
- SNS
- 写真
- 手帳、日記
こうしたツールには、その時の自分にとって大きな出来事が残されているはずです。
この時、ポジティブな出来事だけでなく、ネガティブな出来事も思い出すことが、自分を成長させる為には大切です。
効果的な今年1年の振り返り方
今年自分に起きたことを、来年に繋げるためには、ただ思い出すだけでは足りません。
それが自分にとってどのような意味があったか、考えていきましょう。
達成したことを書き出す
まずは思い出した出来事のうち、達成できたことや、頑張れたことを下記の5つのジャンルに分け、それぞれ書き出してみましょう。
社会、仕事
- 完了させた案件の数
- 新たに身につけたスキルや資格
- 新たに取り組んだこと
人間関係
- 家族や親族との関係
- 新たに知り合った人
- 関係性を向上させた人
- 新たに所属したコミュニティ
趣味
- 達成できた目標
- 新たに始めたこと
生活、健康
- 健康の為に始めたこと
- 健康の為にやめたこと
経済、財産
- 副業など新たな収入源として始めたこと
- 貯金、投資などで増やした資産
課題点を洗い出す
達成できたことの次は、出来なかったこと、改善したい点を書き出しましょう。
課題を書き出すことで、現状の自分の実力や能力を客観視でき、来年、何を頑張ればいいかがはっきりします。
ぜひ、ポジティブな気持ちでやってみてください。
周りの人間に聞く
自分自身での振り返りができたら、今度はそれを周りの人に話してみましょう。
周りの人に話すと、自分とはまた違う意見や解釈を聞くことができるはずです。
それを聞いた上で、もう一度、自分の課題や達成したことを考え直してみてもいいでしょう。
また、もし相手も同じ課題を抱えていたら、改善に向け協力することもできます。
振り返りは前向きにしめくくる
もし仮に、今年の出来事を振り返ってみて、達成できたことが少なかったとしても、落ち込む必要はありません。
来年、頑張るべき課題がはっきりしたのだと前向きに捉えましょう。
そして、数は少なくても達成できたことがあったなら、自分を褒めてあげ、来年も継続していけるよう努めましょう。
このように、気づいたことをこれからの自分の行動に反映させていくこと、それがこの振り返り作業の一番大切なポイントなのです。
来年の目標を設定する
今年一年を振り返り、達成できたことと課題がはっきりしたら、それを踏まえて来年の目標を設定しましょう。
目標は「少しだけ」高めにする
目標は少しだけ高めに設定しましょう。
この「少しだけ」というのがポイントです。
高過ぎると心が折れてしまいますし、低すぎてもやる気が出ません。
達成できるかできないかの境目くらいの目標が、一番あなたのやる気と能力を引き出せます。
そして、この背伸びをすればなんとか届きそうな、少しだけ高い目標をクリアし続けていけば、今は高過ぎて手が届かない目標にもいつかチャレンジできるようになるでしょう。
目標を「見える化」する
目標は数値などで「見える化」しましょう。
漠然とした目標だと、何をどれだけ頑張ればいいのか分からず、モチベーションを維持できません。
ですから、たとえば「毎月新規の契約を3件以上取る」など、具体的な数値で目標を設定することです。
そうすれば、目標が明確になり、達成する為に工夫したり、意欲的に動くことができるようになります。
目標は定期的に更新する
目標は一度定めたら終わりではありません。
あなたの仕事上の立場やスキル、状況の変化に応じて、目標もその時のあなたに相応しいものへ設定し直しましょう。
少しずつ高い目標に移行していけるのがベストですが、スランプや、体調が優れない時もあるでしょう。
そうした時は、一時的に目標を簡単なものに落とし、自信を取り戻すことも必要です。
ずっと右肩上がりで成長し続けられる人はいません。
上がったり下がったりしながら、その時々の目標に向かって頑張っていきましょう。
そうすれば、1年経って振り返った時、波はあっても、全体として成長できている自分に気づくはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は年末のこの時期にやるべき今年1年の振り返り方と、来年の目標の立て方についてお伝えしました。
「一年の計は元旦にあり」といいますが、その為にも年末にまずはしっかり『今年の自分』の棚卸しをしておきましょう。