【履歴書の志望動機】書き方のコツ!【基本構成から例文・NG】についても解説

「転職活動をしているが、企業ごとに志望動機を考えることが難しい」
「同職種だから応募しているだけなので、強い志望動機を作れずにいる」
「今の会社の人間関係が嫌だから転職したいので、これといった志望動機が見つからない」
志望動機の作成は多くの求職者の頭を悩ませる項目です。

一方で、志望動機は採用担当者が書類選考でもっとも重視する項目です。
相手を納得させられる志望動機でなければ面接に進むことはできません。
そこで今回は、志望動機の書き方のコツについて解説します!
志望動機の書き方で悩んでいる方はぜひ読み進めてください。

志望動機とは?

志望動機とは、応募先の企業で働きたいと思った理由を指します。
企業側は志望動機を見て自社への志望度の高さを判断します。
「なぜ同業他社ではなく自社なのか」ということを知りたいと思っています。
どの会社にも使い回せるような志望動機では相手に見透かされ、書類選考で落ちてしまうでしょう。
応募先企業で叶えたいこと、なぜその企業なのか、自分にどんな貢献ができるかといったことを記載するのが書類選考を通過できる志望動機です。

志望動機を書くときの基本

まずは、志望動機を書くときの文字数や構成など基本的なことについておさえましょう。

基本構成

基本構成は、書き出し・中間・締めくくりの3つで作ります。
「書き出し」では、応募企業を選んだ理由・転職で叶えたいことを書きます。
「中間」では、活かせるスキルや経験・なぜその企業なのか・具体的な内容などを書きます。
「締めくくり」では、入社後に発揮したい能力・活かせるスキルなどを書きます。

適切な文字数

履歴書に書く場合はスペースが限定されます。
200字〜300字くらいになるようにしましょう。
書き出し100字、中間60〜100字、締めくくり60〜100字ほどで書くと良いでしょう。 

一文の長さ

一文の長さが長すぎると内容が伝わりづらくなります。
一文は長くても60文字程度に収めましょう。

受かる志望動機のコツ

書類選考を通過するための志望動機の書き方のコツについて解説します。

書き出しが重要

採用担当者は多くの書類に目を通し、面接に進んでもらう応募者を決定します。
彼らの目にとまるには、書き出しが肝心です。
最初の一文で「自社に応募した動機」が明確に記載されていると本気度が伝わり、読み進めてもらうことができます。

結論から書く

採用担当者の目にとまる志望動機にするには、まず結論から書くことです。
「私は〇〇のために貴社を志望いたします。前職では・・・(その理由は・・・)」といった流れにしましょう。

転職理由と志望動機をリンクさせる

志望動機と同じくらい注視されるのが転職理由です。
転職理由は言葉選びを間違うと現職への不満になってしまう場合があります。
転職理由をうまく志望動機とリンクさせましょう。

【例】
「現在の環境では◯◯していきたいという自分の希望には限界があり、貴社の◯◯といったプロジェクトだったら実現できると考えました」

自分のスキルや実績と結びつける

自分のスキルや実績は自己PRでも使えますが、志望動機にも落とし込みましょう。

【例】
「私の◯◯というスキル(実績)を貴社の◯◯の業務で活かせると考えています」

実践できる志望動機の書き方の例

本項では、実践できる志望動機の書き方の例を紹介します。

書き出し(結論)

  • 私が貴社を志望する理由は◯◯だからです。
  • 私は◯◯のスキルを活かせる職場で働きたいと思い、貴社を志望いたします。

中間(転職理由と応募先企業で実現できること)

  • 現職では幅広い業務に従事していますが、◯◯の分野に特化して自分のスキルを活かしたいと思うようになりました。貴社の◯◯といった事業内容を拝見し自分のスキルを存分に発揮できると考えました。

締めくくり(入社後の抱負)

  • 私が持つ〇〇のノウハウを貴社の新規プロジェクトで大いに貢献できると考え、志望させていただきました。
  • これまでの業務で培った◯◯のスキルをぜひ貴社で活かしていきたいと考えています。

志望動機これはNG!

本項では、志望動機としてNGとなるものを紹介します。

抽象的な志望動機

採用担当者は「なぜ他社でなく自社に応募したのか」を知りたいと思っています。
応募先企業すべてに適用できるような抽象的な志望動機では熱意が伝わらず、書類選考通過は難しいでしょう。

<NG例>

  • 「貴社の社風に惹かれました」
  • 「時代の流れに精通する御社で働きたいと思いました」

精神論だけに終止する

これまでに特段の実績を上げていないと感じている人は、精神論だけで志望動機を書き上げてしまうことがあります。
数字や資格として形にできる実績がなくても、現職で会社に貢献したことがあるはずです。
必ず具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。

<NG例>

  • 「仕事に全力で取り組む所存です」
  • 「何事も最後まであきらめず従事いたします」

まとめ

今回は、履歴書の志望動機の書き方のコツについて解説しました。
志望動機を書くときの基本や実践できる書き方の例、NG例についても解説しています。
志望動機は、書類選考時に採用担当者がもっとも重視する項目です。
どの企業にもあてはまるような抽象的なものでなく「その企業である理由」を明確にすることを心がけてください。
具体性を帯びた説得力のある志望動機を作りましょう!